■症状と姿勢の意識差■
よく背筋がまっすぐだと姿勢がよいとされますが、それがすべてよい姿勢とはかぎりません。また自分ではまっすぐなつもりでも肩が
下がっていたり、首が傾いていたりしますよね。さらに肩こり、腰痛など何かしらの症状がある方ほど姿勢が悪いと思っていて、症状の
あまりない方は姿勢の悪さを意識しなかったりします。
■ブレ・重心のずれ■
背筋がまっすぐなことと症状の関連は小さいように感じます。
では本題ですが、じゃあよい姿勢、悪い姿勢とはなんでしょうか?
まず、人には利き手、利き足がある以上、左右を均等に使うことはないので、左右差は必然的にできてしまいます。そうなると、
自然と動きの支え(座ってるときはおしり、立ってるときは足)にブレが起こり、重心がずれてきます。このぶれをカバーするために
筋肉、関節に負担がかかり症状の根本的原因になります。
■ブレの大小と姿勢の関係■
つまりよい姿勢とは「ブレが少ない姿勢」。悪い姿勢とは「ブレが大きい姿勢」と考えます。
あとは、各個人それぞれの許容度(筋肉の強さ、関節の安定性など)により症状の程度は違いますが、いずれにせよ許容以上になると症状・障害を起こしてきます。
